朝、会社に向かう途中品川駅のデジタルサイネージでIBMの宣伝が流れていた。
「A社の経営基盤をクラウド化することで案件成約率が15%アップ!」
...何でクラウドにするだけで案件成約率が上がるのか、と。
確かに歩きながら見るデジタルサイネージでは、情報はあまり詰め込めない。
なので、センセーショナルな文言だけを載せていくことになる。
キーワードは「クラウド」と「案件成約率15%アップ」。
ただし、その間には「セールス情報の集約」と「需要状況の可視化」、「経営判断の迅速化」が含まれる。
なので、経営基盤をクラウド化したら案件成約率が上がるかというとそうではなく、その上に載せるものを考えなければならない、と。
クラウド(パブリックorプライベートに関わらず)はその手段に過ぎませんよ、と...。
この事例はIaaSなのだが、結局IBMが売ろうとしているのはIaaSではなく、IaaSの上に載るCRM/SCM/ERPなんじゃなかろうか。
ちなみにIBMの事例紹介は↓
(事例紹介自体は情報を送信しないともらえないらしいので概要だけ転載します。)
http://www-06.ibm.com/ibm/jp/cloud/casestudies/
京セラドキュメントソリューションズ株式会社 事例
グローバル市場での成長に向け、IBMのパブリッククラウドで統合経営基盤を構築。世界中のセールス情報の一元管理と可視化を実現し、需給予測の精度向上 とともに迅速な経営判断や売上向上が可能に。30カ国以上の営業担当者の案件成約率を、2年以内に平均15%アップを目指しています。