2013年発売のグッと来た7曲と2013年に聴いてグッと来た3曲

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(注)できるだけたくさんの曲を聴くようにしていますが、仕事ではないのでかなり偏って聴いています。
よって、「これが入ってないじゃないか」と言われても正直困惑します...。

2013年もたくさんの曲を聴きました。通勤時、休日に。
その中から2013年に発売された楽曲から7曲と、2013年にベスト盤やフルアルバム等で聴いてグッと来た3曲の計10曲を取り上げたいと思います。
(ちなみに順番は順位ではないのであしからず)

1. 「Out of Control」 Nothing's Carved In Stone

フジテレビ系列で放送されたアニメ「サイコパス」の第2期オープニングテーマ。
第1期が凛として時雨「abnormalize」で、2期になって変わって残念...と思っていたら予想外によかった。
疾走感のある曲の中で各パートがよい意味で「闘っている」感じを受ける。
それがAメロからサビに向かうところで一気に爆発する。
聴けば聴くほどよさを感じる曲です。
(グッと来たポイント)間奏の始め、一拍外して来るベース

2. 「HEAT」 B'z

今年はB'z結成25周年と言うことで発売されたベストアルバムに収録された曲。
元々韓国の歌手、キム・ヒョンジュンに向けて製作された楽曲をB’zでカバーしたもの。
オーダーが「B'zらしい曲」だったらしく、彼らも改めて「B'zらしい」曲と言うものを模索するのに苦労したそうで。
曲調としてはとても爽やかで、2000年代前半の世界水泳のテーマソングをやっていた頃の曲や「イチブトゼンブ」に通じるところがある。
他の新曲(核心、Q&A、ユートピア)に比べると少し異質に感じる。
今年はシングルが1枚も発売されなかったが、来年は26年目を迎えた新しい音楽が出てくるだろうか?
(グッと来たポイント)最近ない爽やかすぎるB'z

3. 「下弦の月」 SCANDAL

この曲は本当に最近グッと来たカンジです。
アルバムの曲として認識はあったのだが、ちゃんと聴いて「いいなぁ」と思ったのはトヨタのイベント「白黒歌合戦」。
(白黒歌合戦の模様はYouTubeにあります)
正直この日の演奏はあまり上手くはなかった気がするがそれは置いといて、曲自体のまとまりはとてもよいと思う。
バンドらしくなってきたなぁ、と感じさせてくれる1曲です。
(グッと来たポイント)冒頭のリフ

4. 「恋愛小説」 いきものがかり

アルバム「I」に収録されているこの曲。
水野良樹という人はこういう翳のある曲を書かせるととてもよい曲を出してくると思う。
例えばインディーズ時代の「真夏のエレジー」やシングル「ブルーバード」など。
儚さがにじみ出てくるところがとても聴いていて心地よく感じる。
この曲のテーマは「昭和の歌謡曲」らしい。特に村下孝蔵や稲垣潤一などのようなシティ・ポップス。
ここから「じょいふる」や「KISS KISS BANG BANG」などを作ってくるのだから振れ幅の広い人だと思う
(グッと来たポイント)切ないメロディ

5. 「GOUNN」 ももいろクローバーZ

最近の彼女たちは楽曲に恵まれていると思う。
「サラバ、愛しき悲しみたちよ」は布袋寅泰の作曲。
今回は参加アーティストがすごい。特にリズム隊。
ベース:ハマ・オカモト
ドラム:ピエール中野
初めて聴いたとき「ベースがえらいことになってるなぁ...」と思っていたら、ハマ・オカモト。
本人も「今までで一番音数が多い」と言うほどのスラップでこの曲を印象付けている。
(他の人たちの「弾いてみた」映像を見たけどかなり大変そうでした...)
あとは歌唱力...これは来年もう少し頑張ってほしいところ。
(グッと来たポイント)リズム隊の素晴らしさ

6. 「メギツネ」 BABYMETAL

もう1つアイドルの楽曲。
BABYMETALは「メタルダンスユニット」というらしい...メタルとダンスって融合するんだ、と感じさせられた1曲。
メタルというのは総じて歌詞がよく分からないところがあるので、歌詞についてはあえて触れないことにする。
アイドルが乱立している昨今、こういう特化した(ニッチな)ところで伸ばしていくのは戦略としてはとても正しい。
しかもメタル。世界的にも市場はある。メタル好きでも納得できる楽曲だと思う。
(英語圏の人は歌詞の内容はよく分からんだろうしね...)
(グッと来たポイント)メタルの重低音とアンマッチな掛け声のギャップ

7. 「それじゃあバイバイ」 椎名慶治

 

この曲自体は1998年にSURFACEとして発売された曲。
2013年はSURFACEデビュー15周年ということでセルフカバーアルバムが発売された。
永谷氏ではないギターと言うことで多少違和感はあれど、これはこれでいいアレンジだと思う。
遮二無二突っ込む感のあったデビュー当時に比べ、余裕もでき大人な雰囲気が出ている。
曲中の歌詞「自分らしく生きてますか?」の答えの1つに向かっているのだろうか?
(グッと来たポイント)懐かしさと新鮮さ

ここからは2013年以前に発売された楽曲だけど2013年に(ベスト盤やフルアルバムを通じて)聴いてグッと来た3曲。

8. 「御手紙」 シド

実は全体を通じて2013年一番聴いた曲は「モノクロのキス」なんだが、あえてこちらを取り上げる。
ベスト盤「SID 10th Anniversary BEST」より。
それまで「嘘」や「レイン」は聴いていたのだが、このアルバムを聴くまで正直ナメておりました。
それくらい衝撃を受け、春から夏にかけて聴きまくったアルバムです。
特に前述の「モノクロのキス」と「御手紙」については他の曲の倍以上聴いている始末で...。
PVは雰囲気作り過ぎなので多少戸惑いますが、しかしよい曲です。
彼らの楽曲は(琴線の)当たりハズレが大きいです...2013年の新曲はどれもイマイチに感じましたが...。
2014年の飛躍に期待。

9. 「Dear」 中島美嘉

映画「八日目の蝉」の主題歌にもなったこの曲。
フルアルバム「REAL」より。
中島美嘉という人は、こういう絶望感のある曲を歌わせたら日本一だと思う。
冒頭から「どうして私がこんな思いをするの?」ですから。
Aメロの絶望感を漂わせる曲調からBメロで溜め、サビで爆発させる切なさ。
前述の「恋愛小説」(いきものがかり)とはまた異なる、より大人の翳を感じさせる曲。
このアルバムはとてもまとまりがよいと思う。年間としてもオススメ。

10. 「Beautiful Life」 Goose house

最後は今年後半に注目したGoose house。
フルアルバム「Goose house#4 Beautiful Life」よりタイトルチューン。
彼らを知ったのはSCANDAL「少女S」のカバーを見てから。
何かものすごく楽しそうに演奏してるなぁと思っていろいろカバー曲を見るようになった。
(個人的なHOYは「ひこうき雲」でした...)
で、聴いたのがこの曲。あっという間にハマり、iTunesでMVまで買ってしまった。
2014年はアニメ「銀の匙」のエンディングテーマにも決定している模様。
知ってもらう機会が増えていくと思うので期待。
ちなみに初めて聴いたカバーの映像は↓

2014年はどんな曲が聴けるのだろう?いい曲に出会えることを祈っています。