[book] 徳川家康を読み終える。

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山岡荘八「徳川家康」全26巻読了。毎週約1冊を読み、約半年かかった。
一言で言えば「長い...。」
本当に長かった。と言うか長く感じた。
一昨年は吉川英治「新・平家物語」を16冊読んだが、それほど長いとは感じなかった。
今回は全巻Kindleで読んだということもあり朝から目が疲れた状態で仕事に入るというよく分からない弊害もあったが...。
本で読んでたらまた読むスピードなども違ってたかもしれない。

人生で一度は読んでおいた方がよいと思う。
「長い」ということに対する修行のようなものでもあるし、「平和」に対する祈りが含まれている。
そのために徳川家康が聖人君主になりすぎているという見方も多いと思う。
が、試行錯誤を続けながらもがくのが人間。
家康もまた、「成し遂げた」と思いながらもどん底に突き落とされてしまったりする。
そこで立ち直らせるのは一徹者の三河武士たち。
特に本多作左衛門(重次)についてはこの本で一番のファンになった。

長いこと義務のように読んでいたので、解放された今、何を読もうか悩み中...とりあえず時代小説から少し離れたい。