SQUARE ENIXが2014年10月9日から開始するクラウドストリーミングサービス「DIVE IN」。
ゲームの処理自体はクラウド上で行い、スマートフォンやタブレットなどのデバイスにその映像を送信するという仕組みのサービス。
便利な世の中になったなぁと思った反面、色々大丈夫か?と思ったりもしたので考えてみた。で、実際のホームページも見ながら。
(http://divein.jp.square-enix.com/)
※いつものSQUARE ENIXらしく音が出ます。注意。
1. 価格について
サービス開始時のタイトルは「FINAL FANTASY XIII」「ファイナルファンタジーVIIインターナショナル」「Season OF Mystery : The Cherry Blossom Murders」の3作品。
課金は日数で、3日・10日・30日・365日とある。
それぞれ3日間利用料は250円・200円・150円(税抜)。
365日間利用料は1,800円・1429円・1185円(税抜)。
こうして見ると何となく高く感じるが、現在iOSのApp Storeで売られているファイナルファンタジー(I~VI)が大体1,000円~1,800円程度と考えると価格として妥当かなと思ったりする。
ただし、上記はDIVE IN用に多少カスタマイズされているとは思うが、基本的にリメイクしたりしているわけではないので、多少の割高感がないとも言えない。
ちなみに課金にはスクウェア・エニックのアカウントと専用のコインが必要らしい。
2. 回線について
基本的に映像処理した結果を送信するため、4G環境で実施したりしたら即パケ死するんじゃないかと思っている。
特に、FOMAの頃のパケホーダイ的なサービスであればまだしも、制限がかかっている現在では外では難しそう。
ホームページを見ると、やはりWi-Fi環境を推奨していた。しかも「快適なプレイ環境」には有線+Wi-Fiだそうだ。
そうなると基本的に家でやることになるので、PS3/4+リモートプレイなどの方が長い目で見ると安く上がるような気がする。
また、FF VIIのようなPSアーカイブの作品であれば、PSPやPS Vitaなどでやった方がストレスなく実施できるのではないかとも思う。
(配信されるFF VIIが先日PC向けに発売されたHD版であれば別として...)
ちなみに3Mbps以上の帯域が必要。さらに高画質にする場合は6Mbps以上。
3. 端末について
最近の端末であれば大体対応している模様。
私が持っているスマートフォンやタブレットは全て対応していた。
やはり端末自体で処理していない、というのが大きいのではないかと思う。
4. その他
ラインアップは今後増加していくようで、まずはFF XIII関連が断続的に配信される。
5. 結論
現在のLTEの課金形態を考えると、外でプレイできないと言うのは結構大きいと思う。
iOS/Androidアプリでの限界を見越したサービスの提供開始なんだろうけど、ちょっと早いかな、と。
とりあえずは様子見で。