頭の体操

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電車の中吊り広告にこんなのがあった。
転載します。

2016_01_sa_poster.png

+で囲んだ和が420になる数を求めれば解が見えてきます。
小学生が中学受験でどう見つけ出すのかは分かりませんが、中学生だとこれくらいは簡単に分かって欲しい!

以下、私が電車の中で暗算しながら考えた解
+の中心の数をxと置くと、上下の数の和と左右の数の和はそれぞれ2xになる。
(例: 図の中の二の段の94の上下の和は97 + 91 = 188、左右の和は96 + 92 = 188でどちらも2 × 94 = 188)
よって、5つの数の和は5xとなる。
5つの数の和が420なので、5x = 420 → x = 84
中心の数が84になるところを探せばよい。
で、そもそもこの表は百ひく九九の表なので、行をa、列をbとすると
100 - ab = 84となるようなaとbの組み合わせを考えればよい。
式より ab = 16
九九のうち、掛けると16になる数は
2 × 8、4 × 4、8 × 2の3通り。
それぞれについて、最も下側にある数は84 - bになるので、
左から76、80、82となる。
ということで A. 76、80、82

上記は方程式を使って解いていますが、xというものを置かなくても
「5つ足したら中心の数の5倍」
ということが分かれば中心の数は分かるはず。
あとはその数がどこにあるかな?ということを効率よく探せばよいかな、と思います。
日能研の回答も大体上記の通り。合っててよかった!

たまにこういう算数で頭の体操をするのはよいことだと思います。
ボケ防止に是非。