最近YouTubeのおすすめに盛んに何故か「聖闘士星矢 LEGEND of SANCTUARY」の動画(たぶん合法ではない)が出てくるもんで、iTunesでレンタルして観てみた。
こういうとき、すぐに観られるというのは素晴らしいと思う。
ちなみにiTunesを12.5でアップグレードしないでおいたら観られなかったので12.6.1にアップグレードしてみた。
(最新版じゃないと観られないらしい...)
感想は...何とも微妙。
(以下ネタバレ含む)
まず、単行本にして13巻くらい(実際の十二宮編は7冊くらいか)を2時間にまとめたのは単純にすごいなぁと思う。
しかしそのためにかなりの部分を端折っていることも確かで。
アフロディーテが瞬殺されたのもその一端というか...。
あと、黄金聖闘士が改心するのが早すぎ。
「偽物と気づいてませんでした」というテイなんだろうけど動機がよく分からんかった。
その辺りがサクサク進みすぎて置いてけぼり感がすごかった。
内容は「STAND BY MEドラえもん」と最近の3Dディズニー映画と戦隊モノと聖闘士星矢を足して4で割ったたような感じ。
3D技術のすごさは嫌というほど見せられたが、おふざけのところが長すぎるというか。
紫龍がネタ要員だというのがまた泣ける。
(その分アフロディーテに回してやれよ、と)
ただ、原作のトンデモな部分は上手く消化している(聖衣の箱とかマスクとかサンクチュアリが別世界とか)とは思う。
声優は...女神以外は良かったかと。
よくよく考えると、結局黄金聖闘士を倒したのは紫龍と氷河だけだったんだなぁ、と。
瞬にいたっては最初の雑魚以外倒してないよ!一輝もなんやかんやで出てきただけだよ!
2時間以内にまとめる消化不良というか...。
原作を読んでからこれを観るとそれなりに楽しめると思うが、それもなくいきなり観るとあっという間に終わって「何じゃそりゃ?」となりそう。
それくらい前置きがなさすぎて(つまりそれぞれの関係が見えなさ過ぎて)難しい内容だと思う...。
時間を割いてまで観るものではないが、現代風にちゃんとアレンジして映画の尺に収めたのは評価できる。
続きは作られないだろうが...製作が追いつくのであれば原作に沿った内容のOVAとか面白いかもしれない。