今週末はショーシャンクの空にを観ようと思ったら、思いがけずAmazonプライムで吹替版が見られず...。
なので先に邦画を観ようと思い、ウォッチングリストに入っていた「本能寺ホテル」を。
別にフジテレビを優先している訳ではなく、どちらかと言うと堤真一繋がりだったのですが...。
先週に引き続きAmazonプライムで観ました。
同じスタッフで作られた「プリンセス・トヨトミ」の話題は聞いていたのですが、この映画は正直ほとんど知りませんでした。
なので、余計な先入観がなく観られたのが良かったと思います。
ジャンルとしてはファンタジーなのでしょうか。
ホテルのエレベーターを抜けると本能寺...と言うのはなかなかすごい設定でしたが、笑いも織り込みながら「ありそう」にしてしまうのは演者の力量だと思います。
特にコメディリリーフとしての濱田岳とすっとぼけた感じの風間杜夫はこの映画で光っていました。
織田信長の堤真一は始め冷酷非道なところをたっぷりと出し、とはいえときおり見せる寂しげな表情からその隠された想いを吐露するところがまた良い。
(信長らしい合理性も含め)
あとは主人公・倉本繭子役の綾瀬はるかは良い意味で無邪気。
どこか自分に自信を持てず、自分のやりたいことや目指すところがイマイチ見出せず戸惑っている女性を上手く演じていたように思います。
鈴木雅之らしい小ネタが重なる中でただの「面白い人」になりそうなところを後半グッと真剣な表情から見ている方を引き込んでいく感じはなかなか。
ちょっとした仕草に笑いを絡められる辺りも。
この映画は公開前後に色々とゴタゴタがあったようですが、それはそれとしても面白い映画だと思います。
誰が作ったとかそう言うので観なくなるのはもったいないと思うのです。
また、他の人の(本当に見たのかは分からないですが)レビューを読んで観るのをやめるのもどうかなぁ、と。
自分で観て、正しく評価すれば良いと思います。
ちなみにこの映画で遊ばれていた「ブリブリギッチョウ」と言う遊び(スポーツ?)は「振々毬杖」と言うもので実在していた模様。
絶対ネタだろうと思ったら違ってました。
来週は何を観ようか...。