2020年は映画を観たい その2(SP THE MOTION PICTURE)

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風邪を引きましたorz
日曜にお台場(と言うか人が多く集まる場所)に行ったので、そこで捕まえてきたような気がします。
...新型肺炎でないことを祈ります。

ということでSP THE MOTION PICTURE
テレビドラマ「SP 警視庁警備部警護課第四係」の映画版です。
テレビ版でもアクション盛り盛りでしたが、映画も健在です。
映画は2部構成で「野望篇」「革命篇」がありますが、どちらも見た上テレビスペシャルの「革命前日」も観ました。
(本当は2週に分けて観るつもりが、風邪で昼間ゆっくり眠り、夜眠れずに今に至る訳です...)

正直、消化不良感は否めないです。
伏線の回収が半ばであること(むしろ最後の方増やしてるし)がその主な原因ではあります。
続編を作ろうとしていたのかは定かではないですが、さすがにここまで時間が経つ(革命篇の公開は2011年)ともう厳しいでしょうね。

SPのストーリー(アクション除く)はまるで2020年頃の日本を予想しているかのような内容です。
それだけに誰かが本当にやりそうで余計怖い。
革命篇での事件については、何となく「やってもいいし、それにより多少は変わるだろうが、大きくは変わらない」のではないかと思っています。
どこを基準にして考えるか?その行動により誰を救おうとするか?そのためのハードルとなっているのは何か?
革命篇の事件でのアプローチは間違っていないと思うのですが、多分それでは救えないと思うのです。
それは尾形自身も総理に対して言ってしまっています。
とは言え、国民は大体思っているけど誰も暴かないこと(たまにバカみたいな政治家が自分の報酬をひけらかしたりしますが)を日の下にさらす行動があっても良いのではないかと思います。
(それが革命篇のような暴力的な行動なのかは別として。)

この映画の後で「忖度」という言葉が流行語になりましたが、この映画はそういう忖度に抗う人たちと、従いつつも正義を貫く人たちとの闘いの映画です。
格闘シーンとしてはEpisode IIが一番かなぁと思います。次に革命篇の高橋努でしょうか。
ストーリーの絡まり具合がこの映画をただのアクション映画にしていない点だと思います。

観る際は是非テレビ版をひと通り観てからどうぞ。
組織の腐敗と岡田くんのアクションがこれでもかというほど味わえます。