ボーカルエフェクトの話

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前回書いたのが8月でしかも「MovableTypeが不調!」と言うマニアックと言うかダレトクな内容だった模様。
その前が5月だから半年ぶりに普通の話を書こうと思う。
ブログ自体はほぼ毎日ライブドアでプラモデルの内容で書いていたので「書くこと自体久しぶり」と言うことは全然ないのだが。

と言うことで今日は音楽の話を。
まず最初に、これから書く話は「誰かが悪い」と断じていることでも「それをやっていることは悪いことなんだ!」とdisっているものでもない。
ただ、聴いていて「...あれ?」と思ったことを書いているだけだ。
それが良いか悪いかを決めたいのではなくて、「もう少し何とかならんのかなー」と思うだけだ。

最近音楽を聴いていると、「この曲ボーカルにエフェクトがえらいかかってるなー」と思うことがある。
人間の声はアナログなので出力や音程など微妙に揺らいだりずれたりする。
それらを他の音と合わせていくため、また逆に声を際立たせるためにエフェクターを使用したりする。
でもあまりいじりすぎる声から人間味がなくなってしまうこともある。
ヴォーカロイドが人間っぽくない理由の1つはこの辺りの機械合成的な音だと思ったりする。
(もちろん発音が変なこともあるけど、人間が同じように発音して歌ってもまた違うのはそこなのかな、と)
でも最近はそれが割と受け入れられたりしているような気がする。
「詩に共感できるか」とか「メロディが好きだ」とかが重要になっているのもある。

CDや配信の音源だったりプロモーションビデオだったりのいわゆる「スタジオで録音して販売しているもの」であれば効果があるかなと思うのだが、たまにライブでもエフェクトがかかりまくっていることがある。
個人的には「それはどうなのかな?」と思うことがある。
例えばダンスや劇場での演出など「総合的なエンターテイメント」を重視した結果としてボーカルにエフェクトをかけたり場合によりリップシンクにするのは良いと思う。
それは「その人がその瞬間に歌を歌っていること」がそこまで重要ではないからだ。
でも「歌唱力で勝負!」みたいな企画やライブであることを前面に押し出している場合にエフェクトかかりまくってると「これ本当に歌ってるの?」となる。
本当に歌っているのかもしれないが、あまりにエフェクトとか補正とかがかかりすぎていて結果CD/配信の音源と何ら変わらない感じの声が流れてしまう。
まぁ、最近は元の音と違うとそれだけでバッシングの対象になるようだが...こないだもそんな話が話題に上がっていたし。

何でこんなことを書いていたかと言うと、つい昨日「これは良い曲だ!」とYouTubeで見つけた曲をiTunes Storeで購入し、エフェクトがかかってる感触を受けて「この人の生声はどんな感じなんだろう?」と思ってYouTubeで探したら「一発撮り」みたいなのがあって聴いたら「ほぼ元の音源と音が同じじゃないの、それアリすかね?」となったからです。
多少音がズレても私は気にしないけど、気にする人もいるのかもしれないな、と思った次第です。